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メンタルヘルス

効果的なメンタルヘルス研修の選び方と実施のポイント

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メンタルヘルス研修、効果的にできていますか

「資料の配布のみ、eラーニングのみで終わってしまっている」「毎年とりあえずの研修開催になってしまっている」「従業員の知識は増えたはずだが、具体的な変化は見られない」そう感じるなら、少しもったいないかもしれません。

企業におけるメンタルヘルス・ヘルスリテラシーの研修実施の目的は従業員の「行動変容」です。
現代社会において、従業員の心身の不調は、個人の問題に留まらず、企業の生産性低下、離職率の上昇、ひいては企業イメージの悪化にも直結する深刻な経営課題となっています。だからこそ、メンタルヘルス対策として実施する場合は実効性のある研修を行うことが必要です。

企業のメンタルヘルス研修、主な種類とそれぞれの役割

お任せくださいの女性.jpgメンタルヘルス研修と一言で言っても、その種類や目的は多岐にわたります。貴社の状況や課題に合わせて、最適なものを選択することが重要です。ここでは、一般的に行われている主なメンタルヘルス研修の種類と、それぞれの役割をご紹介します。

  1. セルフケア研修
  • 目的: 従業員一人ひとりが自身のストレスに気づき、適切に対処する能力(セルフケア能力)を向上させる。
  • 内容: ストレスの仕組みや兆候、ストレスチェックの活用方法、リラクセーション法、睡眠の質を高める方法、ポジティブ思考への転換、ワークライフバランスの重要性など。
  • 対象: 全従業員。
  • 役割: 従業員が自律的に自身の心身の健康を守るための基礎知識と実践スキルを身につけます。これにより、ストレスに強い個人を育み、不調の早期発見・早期対応を促します。
  1. ラインケア研修
  • 目的: 管理職が部下のメンタルヘルス不調に早期に気づき、適切な対応やサポートを行う能力(ラインケア能力)を向上させる。
  • 内容: 部下の不調サインの見つけ方、適切な声かけや傾聴の方法、休職・復職支援、ハラスメントとの関連性、社内外の相談窓口への連携方法、管理職自身のストレスケアなど。
  • 対象: 管理職、リーダー層。
  • 役割: 企業のメンタルヘルス対策の中核を担う管理職の意識とスキルを高め、不調の予防と早期解決を図ります。部下にとって安心して働ける環境を整備し、組織全体の心理的安全性を高める上で非常に重要です。
  1. ハラスメント研修
  • 目的: 職場におけるハラスメント(パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、モラルハラスメントなど)の防止、発生時の適切な対応を学ぶ。
  • 内容: 各種ハラスメントの定義と具体例、ハラスメントがメンタルヘルスに与える影響、加害者・被害者にならないための行動原則、相談窓口の周知、企業の対応義務など。
  • 対象: 全従業員、特に管理職。
  • 役割: メンタルヘルス不調の大きな要因の一つであるハラスメントを未然に防ぎ、健全で公平な職場環境を維持するための意識と知識を醸成します。
  1. コミュニケーション研修
  • 目的: 従業員間の円滑なコミュニケーションを促進し、良好な人間関係を構築することで、ストレスを軽減し、協力的な職場環境を築く。
  • 内容: 傾聴スキル、アサーティブコミュニケーション、フィードバックの与え方、チームビルディング、多様な価値観の理解など。
  • 対象: 全従業員。
  • 役割: 良好な人間関係はメンタルヘルスの安定に不可欠です。コミュニケーションの質を高めることで、孤立感の解消やストレスの軽減、チームワークの強化に貢献します。

これらの「メンタルヘルス研修」は、それぞれが独立したテーマに見えても、相互に深く関連し合っています。貴社の現状と目指す姿を踏まえて、最適な組み合わせや重点を置くべき研修を選定することが成功の鍵となります。

形式的な研修に終わらせない!効果的なメンタルヘルス研修の3つのポイント

これまで述べてきたように、様々なメンタルヘルス研修が存在しますが、残念ながら「実施しただけで効果が薄い」と感じる企業も少なくありません。なぜ、そうした状況が生まれてしまうのでしょうか?多くの場合、以下の3つのポイントが欠けていることが原因です。

【ポイント1】「知る」だけでなく「行動」につながる内容で

単にストレスの仕組みや法律の知識を伝えるだけでは、従業員の行動は変わりません。「へぇ、そうなんだ」で終わってしまい、翌日からの業務に何ら影響を与えない研修は、時間とコストの無駄になってしまいます。

本当に効果的なメンタルヘルス研修は、受講者が「自分ごと」として捉え、具体的な行動変容を促す仕掛けが施されています。

  • 自身の状況を振り返るワークショップ
  • ロールプレイングによる実践的なシミュレーション
  • 具体的な事例を通して「もし自分だったら」と考えるディスカッション
  • 講師自身の経験に基づいた生きたアドバイス

これらを通じて、受講者が「明日から何をどう変えるべきか」を具体的にイメージし、実践へと繋がる動機付けがされているかが重要です。

【ポイント2】継続的に学び、実践できる仕組みがあるか?

一度きりの研修では、得た知識や気づきも時間の経過とともに薄れてしまいがちです。人間は忘れる生き物であり、新しい行動様式を定着させるには、継続的な学びと実践の機会が必要です。

  • 定期的な繰り返し学習
  • 学びを実践できる環境の整備
  • 困った時に頼れる相談先の提供

これら「継続できる仕組み」がなければ、せっかくの研修効果も一時的なものに終わってしまいます。知識を定着させ、行動を習慣化するための工夫が求められます。

【ポイント3】受講者・実施者の負担が適切か?

どんなに優れた内容の研修でも、受講する従業員にとって負担が大きすぎると、受講率の低下やモチベーションの低下を招きます。また、研修を企画・運営する人事・総務担当者の負担があまりにも大きいと、継続的な実施が困難になります。

  • 業務に支障のない適切な時間設定
  • オンラインでの受講など場所や形式の柔軟性
  • 事前準備や当日運営における簡素化・効率化
  • 効果測定や報告が容易な仕組み

忙しいビジネスパーソンが無理なく参加でき、かつ実施担当者も効率的に運用できるような設計になっているかどうかが、研修を成功させる上で重要な要素となります。

SOMPOヘルスサポートなら「行動変容」と「手軽さ」のメンタルヘルス研修を実施

貴社が抱える課題が「本格的なメンタルヘルス研修を企業で実施していない、または実施してはいるが今の内容だと効果がない」というものであれば、当社のメンタルヘルス研修がその解決策となり得ます。貴社の状況に合わせて効果的な学びの機会を提供いたします。

「効果を実感したいなら」:行動変容を促すリアルタイム研修

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貴社が「単なる知識提供で終わらせたくない」「従業員の具体的な行動変化を促したい」とお考えであれば、当社のリアルタイム研修が最適です。

  • 特徴1:現場経験豊富な専門職による「生きた研修」

 企業の現場で従業員の面談や職場改善に日々取り組んできたメンタルヘルス専門職が講師を務めます。単なる理論や法律の説明に留まらず、具体的な事例や、講師自身の豊富な経験に基づいた「生きたノウハウ」を提供。受講者は、まるで自社の状況に置き換えるようにして、明日からの行動へと繋がるヒントを得ることができます。

  • 特徴2:対話と実践で「自分ごと」化を促進 

60分~90分という時間を使い、座学にとどまらず希望に応じて質疑応答やグループディスカッション、ワークなどを取り入れます。受講者が受け身でなく、自ら考え、意見を交換する中で、知識を深め、具体的な行動へのコミットメントを促します。講師とライブで研修していく中で「行動変容」への動機付けが生まれます。

  • 特徴3:貴社に合わせた柔軟なプログラム 

事前に貴社の課題やニーズを丁寧にヒアリングし、研修内容をカスタマイズすることが可能です。特定部署の課題、管理職層に特化した内容、特定のハラスメント対策など、ご相談いただいた内容を踏まえた研修プログラムをご提案します。

このリアルタイム研修は、従業員の主体的なメンタルヘルスケア意識の向上、管理職のラインケア能力の向上に繋がり、職場環境の改善や生産性向上、離職率予防に貢献します。

>リアルタイム研修の詳細はこちらヘルスケア研修「LLax training」

「まずは手軽に始めたいなら」:3分~5分のオンライン動画研修

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「まずは手軽に始めたいなら」:3分~5分のオンライン動画研修

「まずは全従業員に基本的なメンタルヘルス知識を浸透させたい」「忙しい従業員の受講負担を最小限に抑えたい」「手軽に導入できる研修を探している」という企業には、当社の動画研修がおすすめです。

  • 特徴13分~5分の「スキマ時間」で学べる高効率コンテンツ 

1本あたり3分~5分という短い時間に凝縮された動画コンテンツで、メンタルヘルスに関する重要な知識や考え方を効率的に学べます。休憩時間など、忙しい業務の合間の「スキマ時間」に無理なく学習できるため、従業員の業務負担を最小限に抑えながら、高い受講率が期待できます。

  • 特徴2:専門家監修の分かりやすい映像コンテンツ 

医療の専門家が監修した質の高い映像コンテンツが100以上あり、メンタルヘルス以外にエンゲージメントやフィジカルヘルスもカバーしています。アニメーションや事例を交え、専門的な内容も分かりやすく解説します。飽きさせない工夫が凝らされており、メンタルヘルスに関する正しい知識を、手軽に身につけることができます。

  • 特徴3:導入・運用負担が「圧倒的に少ない」 

特別な機材や複雑な設定は不要で、企業ご担当者様の準備負担も最低限。導入から運用までスムーズに行えるため、「研修を実施したいけれど、準備が大変でなかなか手が出せない」というお悩みを解消します。定期的な学習機会の提供により、継続的な学習に貢献します。

この動画研修は、全従業員のヘルスリテラシーの底上げに大きく貢献します。手軽に始められるため、研修の第一歩として最適です。

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まとめ:貴社に最適なメンタルヘルス研修で、強くしなやかな組織へ

メンタルヘルス研修をはじめとする従業員研修は、もはや従業員への福利厚生や、法令遵守のための義務を超えて、企業の持続的な成長を支える経営戦略の一つです。従業員一人ひとりの心と体の健康を守ることが、結果として企業の成長に繋がります。

研修を通じて、従業員が心身ともに健康で、活き活きと働き、生産性の高い仕事ができる、強くしなやかな組織づくりの実現に向けたお手伝いができれば幸いです。

 

【お気軽にご相談ください】貴社に最適な研修をご提案いたします

リアルタイム研修で行動変容を促したい、または動画研修で手軽に全体のリテラシーを向上させたいなど、貴社の状況や課題に合わせ、研修テーマや研修方法をご提案いたします。

どのような研修が貴社にとって最も効果的か、まずは専門家にご相談ください。

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