【終了：WEBセミナー開催】『「産業保健のあり方に関する検討会」について考える。現状の課題と今後企業に求められることとは？』

【WEBセミナー】「産業保健のあり方に関する検討会」について考える。現状の課題と今後企業に求められることとは？

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課において、2022年10月17日から「産業保健のあり方に関する検討会」が開始されました。
本検討会は、下記３つの視点から、産業現場のニーズを踏まえつつ、より効果的に産業保健活動が推進されるよう、産業保健に関わる者の役割分担、保険者等との連携、小規模事業場における産業保健活動のあり方について検討されているものです。

１）産業保健体制や活動の見直し
職場における労働者の健康保持増進に関する課題は、メンタルヘルスや働き方改革への対応、労働者の高齢化への対応、女性の就業率の増加に伴う健康課題への対応、治療と仕事の両立支援、テレワークの拡大による課題への対応、化学物質の自律管理への対応など、多様化しており、現場ニーズの変化に対応した産業保健体制や活動の見直しが求められている。

２）効果的な産業保健活動の必要性
法令に基づく産業保健体制が整備されているものの、産業保健活動が効果的に行われず、労働者の健康保持増進が有効に図られていない事業場も多いことや、保健事業を実施する保険者との連携が十分に行われていない事例もあることから、より効果的に産業保健活動の推進を図る必要がある。

３）小規模事業所における産業保健体制の確保と活動推進
産業医の選任義務のない労働者数 50 人未満の事業所においては、産業保健活動が低調な傾向にあり、地域医療・保健との連携なども含め、こうした小規模事業所における産業保健体制の確保と活動の推進が必要となっている。

現在3回の検討会が開催された中では、産業医と衛生管理者以外の産業保健スタッフ（産業保健師等）の役割分担の明確化を目的とした資格・役割の規定の制定等も検討がなされ、労働安全衛生法が約50年ぶりに大きく改正される可能性も出てきています。

今後の議論の行方を見守りつつ、本セミナーでは、検討会で取り上げられている産業保健における課題を解説しながら企業が準備・対応すべきこと等について、「NPO法人企業の健康いきいきプロジェクト」代表理事: 深井恭佑氏にお話しいただきます。

 【プログラムの内容】
・検討会で取り上げられている産業保健における課題とは？
・産業医の立場から注視しているテーマ
・検討会を踏まえ今後企業が準備・対応すべきことは？
・当社関連サービスのご案内

【講師プロフィール】

講師：深井恭佑氏
NPO法人　企業の健康いきいきプロジェクト代表理事　株式会社リードウェル代表取締役

日本産業衛生学会産業衛生専門医、労働衛生コンサルタント（保健衛生）、M.B.A.（経営学修士：大阪府立大学経営学部）、社会医学系専門医、日本医師会認定産業医、日本人間ドック学会認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本産業精神保健学会

産業医科大学卒業後、初期臨床研修、大学病院勤務を経て、通信機器メーカー、製造業などの専属産業医として、企業の健康管理体制・制度の構築や職場環境改善等に従事。特にメンタルヘルス対策においては、事業主や人事関係者、医療スタッフと共に、体制・制度構築などに関与する。

2014年11月、合同会社関西産業保健コンサルティングファームを設立し、関西を中心に企業の健康管理業務を行い、2016年2月、組織変更により株式会社リードウェル代表取締役に就任する。また、M.B.A.（経営学修士）を取得し、経営学の観点からも健康経営・組織改善・組織開発を行い、企業の健康管理の促進、メンタルヘルスの予防に取り組んでいる。