UP
【速報版】健康経営優良法人2026の振り返り
目次

2025年12月「健康経営優良法人2026」のフィードバック速報版が各企業に通知されました。今回の大規模法人部門の申請数は過去最高を記録し、上位500社に与えられる「ホワイト500」の椅子を巡る争いは、昨年以上に激しいものとなりました。
申請された企業のご担当者さまにおかれましては、大変なご苦労があったことと思います。一方で思うような結果が出なかった、あるいは「認定は取れたが、現場の熱量との温度差を感じている」という方も多いのではないでしょうか。
2026年度の認定は、単なる「健康管理」の域を超え、企業価値を左右する「人的資本経営」の通信簿としての性格を強めました。本記事では、健康経営優良法人2026のポイントを速報版としてまとめましたので、今後のご参考になれば幸いです。
【関連資料 本質的な健康経営を進めるための3つのポイント】
【関連資料 ホワイト500へ駆け上がるための戦略とは】
2026年度大規模法人部門の「三潮流」を再確認する

2026年度の結果を振り返る際、まず押さえておくべきは、評価基準がどのような「思想」で変化したかです。特に今回の調査から顕著になったのは、「実施の有無」ではなく「変容と効果」を問う姿勢です。
①アブセンティーイズムから「プレゼンティーイズム」への完全移行
欠勤率(アブセンティーイズム)の低さは、もはや大規模法人では「当たり前」のスコアとなりました。2026年度に差がついたのは、「プレゼンティーイズム(出勤はしているが、体調不良やメンタル不調で生産性が落ちている状態)」をいかに実証的に測定し、改善施策に繋げているかです。単なる測定に留まらず、その要因を分析し、具体的な解決策を打てているかが大きな分岐点となりました。
②ライフイベント支援の「実効性」:ダイバーシティ2.0
2026年度は「制度の有無」ではなく、「利用実態とキャリア形成の両立」が厳しく問われました。
・女性の健康
経済産業省が「女性の健康」を重点テーマに据えたことで、更年期症状や不妊治療と仕事の両立支援における「心理的安全性の確保」や「男性管理職の理解促進」が必須級の評価項目となりました。
・育児・介護
男性育休取得率だけでなく、復職後のパフォーマンス維持まで含めた「運用の質」が問われています。
③データドリブンな「自律」の促進
会社が健康を「押し付ける」時代は終わりました。ウェアラブル端末やスマホアプリを通じたPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)活用は、大規模法人におけるDX評価の一環として配点が強化されました。しかし、最も評価を分けたのは、収集したデータを「従業員自身の行動変容(自律)」にどう繋げたいか、というストーリー性です。
フィードバックシート(FBシート)を「経営会議の武器」に変える

12月に届いたFBシート速報版は、単なる成績表ではなく、次年度の予算や人員を確保するための「戦略的プレゼン資料」の原石です。
今回の調査から、「健診データの提供に関する保険者との連動(誓約)」や「健康経営ポータルへの登録」など、形式的な不備が即「認定不可」に直結する運用が厳格化されました。FBシートを確認し、もし基本的項目で失点している場合は、まず運用フローの抜本的な見直しが必要です。
「どこから見直したらよいかわからない」「優先順位をつけ効率的に見直したい」などお悩みの場合は、ぜひ当社までご相談ください。
次のレベルに向けた「壁」の打破

多くの担当者が「施策がマンネリ化し、無関心層が動かない」という壁に突き当たっています。2026年度の高評価企業は、自社でやれることをやりながら、専門機関と連携することでこの「壁」を打破しています。特に気になったポイントを2点記載します。
・ゲーミフィケーションの導入
単なる歩数計イベントではなく、インセンティブ(ポイント付与)やコミュニティ機能を活用し、運動習慣のない層を自然に巻き込む仕組み。
・産業保健スタッフの戦略的配置
産業医や保健師、看護師を「健診後の面談」だけでなく、「健康経営の戦略パートナー」として活用。特にメンタルヘルスや女性の健康課題において、専門家の介在はFBシートの「施策の満足度」を向上させます。
【2027年度への布石】今すぐ着手すべき重点領域

次年度(2027年度)に向けて仕込むべきは以下の領域です。
・「人的資本開示」との完全一致
統合報告書等で開示するKPIと、健康経営の評価項目を完全に一致させるデータ基盤の整備。
・女性の健康課題への「深掘り」
制度を作るだけでなく、リテラシー向上研修や、専門家による相談窓口の設置など、「実効性」を伴う施策の実行。
・エンゲージメント向上へのシフト
「病気予防」から「活力向上」へ。ワーク・エンゲイジメントの測定と、職場環境改善(組織開発)のサイクル構築。
・エイジフレンドリー対策
定年延長を見据えた、高年齢従業員のパフォーマンス維持(身体機能・認知機能の維持)施策。
当社の「”結果を出す”健康経営推進サービス」について
人事担当者に求められるのは単なる施策の実施ではなく、経営課題を解決する「戦略」と「実効性」へと移りました。当社は、業界トップシェア(※)の実績を背景に、貴社の健康経営を次のステージへと引き上げます。
※富士経済『データヘルス計画・PHR関連市場の現状と将来展望 2025(2023年実績より)』

① 「データ」を武器にする:現状の可視化と戦略立案
「何から手をつければいいか分からない」という悩みに対し、私たちは健診データや問診結果、そして今回のフィードバックシートを徹底的に分析します。
- 健康課題の可視化: 独自の分析レポートにより、組織の健康状態を数値で把握。経営層へ納得感のある説明を可能にします。
- ホワイト500への最短ルート: 認定取得の支援はもちろん、評価項目を戦略的にクリアするためのロードマップを策定します。
② 「プロ」が動かす:専門コンサルタントによる伴走型支援
大規模法人において最も高いハードルは「全社への浸透」と「運用の負荷」です。SOMPOヘルスサポートには、多くの企業における健康経営推進をサポートしてきた、専門コンサルタントが多数在籍しています。
③ 「多様な課題」に応える:トータルソリューションの提供
2026年度に重要視された「女性の健康」や「プレゼンティーイズム」など、多岐にわたる課題に対し、網羅的なサービスを展開しています。

まとめ:健康経営は「コスト」ではなく「未来への投資」
「健康経営優良法人2026」の認定結果は、貴社がこれまで従業員に対して真摯に向き合ってきた証です。しかし、大規模法人にとっての健康経営は、単に従業員の健康を守るだけのものではありません。それは「選ばれる企業」であり続けるためのブランド戦略であり、「生産性を最大化する」ための経営基盤そのものです。
「認定結果をどう経営に活かすか?」「次年度こそはホワイト500を奪還したい」その想いに、私たちは確かなソリューションでお応えします。まずは、お手元のフィードバックシートを手に、私たちにご相談いただければと思います。

こちらをクリック