実績紹介 Actual introduction

日本発条株式会社

2016年より当社サービスをご利用

自動車、情報通信、産業・生活といった幅広い分野のキーパーツを生み出す 世界トップのばねメーカー。その世界に誇る高度な開発力と技術力は高く評価され、市場が求める様々なニーズに応えている。

課題とニーズ
  • メンタルヘルス不調を未然に防止するための職場環境改善
導入された当社サービス
  • ストレスチェック「LLax seed」
ポイント
  • 集団分析結果で7割把握でき、残りの3割は現場ヒアリングで補完

Q.ストレスチェック義務化に伴い弊社サービスを導入頂いた理由

グループ会社とストレスチェックを共同実施することが決まったため、制度実施で必要なサービスを全てカバーしていること、対応窓口が一本化されていることが選定の条件でした。その点で、SOMPOヘルスサポート(以下、SRC社)はストレスチェック実施、医師面接の連絡、問合せ窓口(契約先)が一本になっており、条件をクリアしていました。さらに、受検方式やオプションサービスがグループ会社ごとに選択できることも大きなメリットでしたね。

グループ会社、また各事業所によって対応できる状況は様々です。それぞれの状況に合わせたきめ細かい設定やサービス利用することができることを評価し、総合的に比較検討した結果、SRC社に決めることとなりました。

Q.サービス導入してみてのご感想

ストレスチェックを実施するのは今回始めてでしたし、さらにグループ会社との共同実施も加わり、実施前準備はわからないことだらけでした。そういった中、SRC社の担当コンサルタントの方からグループ全体の説明会を開催いただき、制度の趣旨、概要などをしっかりと説明してもらったことで、グループ全体で理解を深めることができました。

また、産業保健スタッフが中心となり、社内報、各事業所での制度説明など様々な形で周知活動を行った結果、他社様と比較しても非常に高い受検率であったと伺い、初年度としては満足しています。

その一方、ストレスチェックの第一の趣旨である受検者が自分自身のストレスに気付き、メンタルヘルス不調を未然防止するという本来の目的に達するにはまだ時間が必要だと感じています。

次のステップとしては結果を見て気付きを得たうえで対処、行動していくことをグループ全体で根付かせていきたいと思っています。

Q.集団分析の感想、および結果を受けてどのように取り組んでいく予定か

予想と分析結果を比較したところ、7割程度一致しており、一定の信頼性あるデータだと感じました。

しかしながら残りの3割は予想とのギャップはあり、集団分析を定点観測しながらアプローチをしていく必要性を感じています。

まずは事業所を巡回してそれぞれの良い取組みや、課題をヒアリングし、情報を集約する活動をしています。

そして集約した情報は、現場に合わせたオリジナルのヒント集を作成し、担当コンサルタントと適宜相談しながら具体的な施策を展開したいと考えています。

施策を展開していくこと自体は難しいことではありませんが、職場環境改善の実施を「いかに社内に根付かせていくか」が最も難しいことだと思います。取り組むべき内容を全ての社員に具体的に示し、職場環境改善の道標を作っていきたいと思います。

Q.今後のメンタルヘルスの取り組みとSRC社への期待

当社の1964年に作られた社訓の一つに「みんなのニッパツ」というものがあり、みんなの幸せのために存在する企業でありたいという思いが込められています。

その思いを受け、人に優しく、誰かが困っているときには何とか救っていければ、という気持ちで活動しています。

どんなにITが進化しても、業務遂行に人が関わらないことはありません。コミュニケーションをさらに活性化するために、上司・部下の関係、管理職同士、さらには人事制度や労務管理のありかたまで幅広い視点からよりよい組織作りに取組んでいきたいと思います。

また今までのメンタルヘルス対策は事後対応がメインとなっていました。今後は一次予防の活動を重視していきたいですね。その活動を効果的に行うためにもSRC社に他社の好事例や、業種業態を問わず多くの導入実績をもとにした有益な情報やご提案を頂きたいと考えております。そして本当の意味での「みんなのニッパツ」を実現していきたいと思っています。